前回に続いて、タイ ごとの『立ち』です。
次は、4番の皮膚体です。
皮膚だけ残して、その中は気体の、
フワリ とした『軽み』が特徴の皮膚体、
丁度いいコトバとしては、
『風船になって!』だ。
皮膚が、肉や骨より強いことは、
なかなか浸透しないとは思うが、
皮膚があってこそ、その後に中身もあるので、
先行次元であり、より、前提であり、
優先されるのだ。
皮膚は、1枚布のボディースーツで、
表面の皮膚だけでなく、
筋膜も、筋肉を包み、それに先行している。
皮膚や、筋膜が土台となる皮膚体は、
その中身の肉や骨、内蔵といった具体を、
具体としない為、
抽象的な気体が中に充満したようになる。
皮膚内が空っぽになるのだ。
間違ってもこの タイ に於いては、
地面を掴んだりしたら よさ がなくなる。
技芸の指導も、 タイ の違いを分からずにしては、
効果が薄いばかりではなく、
よさ を殺す『 罪 』 なのだ。
日本の、古典的技芸等は、
この皮膚体でないと始まらない。
日本に限らず、技芸的身体と言えるのは、
皮膚体のことだ。
浮いて滑る、
スベテでスベルのだ。
それが スベ 『術』だ。
武と舞が同一という品格がある。
『ブ』という意味だ。
次は5番の重力体だ。
5番、10番の重力系統については、
今までに書いたことはない。
絶対数が少なく、モデルになる人も少ない。
3番以降、少数派になっていくが、
かなり稀少だ。
むしろ、赤ちゃんとかが近いモデルだ。
5番は、赤ちゃんがそのまま大きくなったような人だ。
そう考えると、少ないのも納得がいく。
この タイ に合うコトバとしては、
『天からブラ下がって!』だ。
皮膚体なら、空気の入った風船だが、
重力体は、水風船だ。
まさに流体力学を体現する存在で、
そのままの重さが、
そのまま 重み として、機能する。
まさに存在していることだ。
存在しているだけ が 、 ワザ になる。
この人たちが、ちゃんと立ったら、
シッカリとした脚に自重がもろにかかり、
苦しいだけだ。
自身を活かすためにも、
立ってはならない。
しかし、脚はちゃんと立ってしまいがちだ。
よって、運動は苦手で、
あんまり動きたくなくなる。
勿体ないのだ。
他の人に出来ないような、
在り様と動きが可能なのだ。
しかし、如何せん、
見本がいない。
希少価値は高いのだが、、、
天から吊ることで、
下から作る、 立つ 事を止めて、
ブラっと、より脱力を高め、重身を活かしてく。
もはや、人体の形状とか構造より、
吊るピアノ線の方だけをリアルにした方がいい。
皮膚体なら、まだ、皮膚が実体だったが、
重力線が実体。
よって、ある意味、
常なる捨て身。
実体としての身体より、
リアルとしてのピアノ線が移動する。
360度の平面、四方八方のあらゆる方向に。
身体はくっついていくだけ。
立って、歩く、のではない。
立つ ことだけでなく、
歩く ことも止めないと。
在り様も、動きも違うのだ。
立ってないし、歩いてない。
内容を観ないと。
天から吊ることは、技芸でも言われるが、
この5番の人達程には、すぐ出来ないし、
持続しないし、成果は出ない。
その タイ ごとに、リアルが違う。
リアルが違えば、世界が違う。
分かり合えないが、分からなくていい。
皆、その人そのものという事が、
期待したい共通の『理』、 自由 なのだから。
今回で、この世の物理の5番迄を書いた。
次回からは、6番以降のあの世の物理の タイ だ。
乞う、ご期待❕
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