稽古と言えば、厳しかったり、過酷だったり、
長年の積み重ねが必要で、
大変な事という認識だろう。
あまり敢えてしたいことではないだろう。
稽古の古とはなんだろう⁉
この 古 が無いと、稽古が始まらない。
稽古にならないばかりか、
かえってしない方がいい。
古 は、新しい古いの古ではない。
本源とか、最初といったもんであって、
それは、見えない振動だ。
立ってようが、座ってようが、
立ち上がるのであれ、
そこに見えない振動が在るか?
だけだ。
見えない振動を消さずに、止めずに、無くさずに、
どうしたってそれが在るように、
それが稽古だ。
だから、見えない振動が無いと、
稽古になってない。
あなたでも、身体でもなく、
見えない振動がそこに在る、
その前提での在るがままだ。
初心忘れるべからずの初心どころでなく、
最初を、本源を保つ。
いにしえの古さであると同時に、
常若と言える。
見えない振動は歳をとらない。
本当に変わらぬ、その人そのものだ。
それを止めて、自力で老化を進めている。
歳を積み重ね上げていく。
それを止めずに、若返ろうとする。
逆に本番とはなんだろう⁉
反復したことの発表会だろうか?
見えない振動そのものを、
そのまま活かすことだ。
つまりは、真の稽古と同一だ。
いわゆる本番も、本番になってない。
見えない振動がそこに無ければ、、、
見えない振動を真の私とするなら、
見えない振動自身が自滅して、
劣化版の、格段落ちの私を創作している。
それがまた更に格段落ちの自分を創作している。
見えない振動以下になるだけ。
故に自覚が必要だ。
そして、何が見えない振動をおじゃんにするか?
しているか?
を見つけ、そうするのを止めるのも、
稽古の重要仮題だろう。
私は、見えない振動の否定である。
私のする稽古は稽古にならない。
まあ、仕事や作業に於ては、
私在っての積み重ねであり、
それ自体は、その段階に於ては有効だ。
経験がモノをいう場面でもある。
が、評価され、活躍したとしてであれ、
見えない振動を否定したことは、
何かしらの症状を伴う。
見えない振動でない限り痛いということだとすると、
皆、ず~っと痛い。
そこはマヒによって助けられているが、、、
ホントの稽古も、ホントの本番も、
全然過酷でもない、厳しくもない、
一番楽に結果でる。
ただ、稽古にならない、本番にならないという点で、
厳格だ。
無いもんは無いのだから。
伝統の型をしっかりちゃんとやってても、
型にも、その人にも見えない振動が無いとね。
在るなら型も要らない。
見えない振動がまま、
デタラメでいい。
見えない振動が無きゃ、
ちゃんとしても、デタラメでもダメ。
伝統でも我流でも関係ない。
流派が出来ること自体違う事の証明だ。
見えない振動の世界観ではない、
見えない振動の無い同士なら、
ちゃんと確固たる方がいい。
私として比べっこしたいのであれば、
その中で上は幾らでも居る。
おととい見えない振動だったとしても、
今そうじゃないなら、
悪い意味で進んだだけだ。
常に最初、結果としての最初、
これより進むのはサボっただけだ。
方法に頼る安易さだ。
稽古、本番始めてみませんか?
といっても、
私以前を選択する私は居ないでしょう。
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