結局のとこ、トレーニングとなると、筋トレになる。より強く、より速くとなると、今のままの運動を、大きく、太い筋肉でやればいい。分かりやすく、その通りでもある。頭も納得しやすいし、体も実感を強く確かにもてる。ただ、例えば野球のバッティングで、何の手応えもないのに、思いの外ボールが飛んだりする事が稀にある。そっちへ飛ばそうともしてなく、ただバットを出しただけなのに。いつものように、ちゃんと打つぞなんてしてる時には起こらない事だ。こういう楽に結果出たときに何が起きてるのか？何かが起こってなくば、そんな結果は出ないはずだ。事実から考えないと。打ちたいとか、飛ばしたいとか、気持ちや願望からではなくて。結果が出とるのだから。こういった事をいつでも出来るようにするのが、トレーニング、技術なのではないか？既に出来てる事だ、本質的に足らんもんはないはずだ。筋トレが足りなくて出来ない訳ではないのは明らかだ。ただ何が起こったのか？が明らかじゃないから、どうしていいか分からんので、なんもせずにいられず、筋トレで
もするしかない、分かるのはそれくらいだからってことになりがちかもしれない。意識的に掴めることは、何か１つだけだろう。それを知識化、技術化しても、他の大多数の要素は抜け落ちる。アレにはならない。それをそれでそっくりそのまま掴むしかない。分別でバラさずに、丸ごと。まず、そういったことが起きうる状態が必要だ。早々起きないから。別の事をやり始めちゃうから、余計起こりようがない。そして起きた時にそのまま掴む事。そして、いつでも起こせる事。どれも至難だよな。だから安易な方へ行くのだろう。一見、確かな方へ。出来た以上に確かなこともないんだけど。分かる、分からんという観点からは、不確かな事とされる。再現不可能と。この再現不可能ってのは、別の意味で正しい。再現ではないのだから。新たに起こるようにするのだから。再現しようとするのが技術的安定だけど、それじゃダメなことなんだ。技術にしようって事自体が出来なくさせてる。起きなくさせてる。スポーツ選手等の願いとしては、何しても正しい、うまくいく、間違いがない感じ
のゾーンの日常化ではないか？それが本当の技術なのだろう。けど、そっちには向かわない。
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