人間に限らず、万物は制限されてる。
石は石に制限されて、植物も植物に制限されて、
動物も動物に制限されて、人間も人間に制限されて、
その存在を主張している。
制限がないと、その形でもないし、
その働きでもない。
植物の中でも、色々な色や形、種類があるが、
それはそのように制限されているというだけだ。
人間も１万年経っても、背中から羽が生えるわけでもなく、
腕が１０本になるわけでもない。
腕が2本より10本の方が自由で能力が高いかもしれないが、
それでも１０本に制限されていることには変わらない。
この同じような身体であれ、
更にそれをどう制限するかで、
向き、不向きも出てくる。
もちろん、身体的なことだけでなく、
気質なんかも、向き不向きにがある。
またそれもそういう制限があるからだ。
いかんせん、その根本であろう命自体の制限がある。
己を知るというのも、結局は自身の制限を知ることだ。
そこを見極めてこそ、己を活かす道も開かれるとも言える。
でないと、とりあえず与えられた仕事をこなすか、
与えられたことで遊んでいるしかない。
恐らく、それでホントに納得出来る人はいないだろう。
何か自分を誤魔化したり、変な諦めや、
他人に期待してボヤいたりして、
麻痺させずにはいられない。
やはり、己から逃げるわけにはいかない。
そこで、制限なのだが、、、
これがホントに制限でしかなかったら、
苦しむだけに生まれて、全く損なだけだが、
僕はこれは、 制約 だと思う。
制約により役目を持っているということで、
また、役目を果たすことで、至福に解放されるという、
誓約でもあるのだ。
制約のままが そのまま で、
そのまま にもレベルの違いがあったり、
能力の違いがあったりするが、
その人にとっての そのまま が、
つまり、制約が、
生まれるに当たって約束された誓約なのだ。
何故、人が幸せになれないのか？は、
元々の制限を認めず、別のものになり、
より制限を加えてるからだ。
誰にも作れない制限のまま生きる事が出来なくなる。
周りに合わすのも、そのままでなくなる努力だ。
そんなことをしてる間にも、
制約を活かして、
誓約通り、幸せになればいい。
今回の事を書くにあたり、
改めて日本語の善さを感じる。
制約と誓約、約束と役足。
同じ音に共通の意味がある。
あ には あ の、
な には な の。
制限も、源を制して生まれたとも言えるし、
生まれたから制限されたとも言えるし、
ゲン なら、元でも原でも玄でも何でも当てはまると言うか、、、
小中学校の大事さも、
色々なことをやらされることだ。
成績が良くなくてもいいのだ。
向いてることが判れば。
色々やってみんと判んないからやるってだけで、
この事が、ゆとり教育だと思う。
好きなことが向いてる事とも限らない。
好きなことが仕事になればいいとは皆思うが、
それは自分を挟んでしまっていて、
１番制限の少ない 制約 を活かすことになるとも思えない。
自分を確立するって言う保証をしてから、
人の為に働くとか、偽もんだ。
制約を活かすハタラキによって自分は成り立つのだから。
ハタラキによる己は自他の為になる。
自信？
要らない。
自信を持ててからやるって？
時間は老いしかもたらさない。
なかなか、それぞれの人の 制約 を見つけるのは、
難しいかもしれない。
思っている自分と 制約 では、ズレがあるはずだ。
その為に他の人が鏡になる。
比較も、優越感の為に、下を作る為でなく、
用いれば有効だ。
世間とのズレを感じてる人も結構多いだろう。
合わすことより、そのままダーンとやってしまう方が、
己も出て判るというか。
当人に当たらんことには、
見極めも、いい意味での諦めもつかない。
人を認めれないし、
己を好きになれない。
好きな仕事というより、
己という自他を好きになれれば、
ハタラキが好きになる。
好きな自分で在れるから。
いちを施術師の僕の周りには、施術師仲間がいる。
その中には、割りに施術師に向いてる人がいる。
ちょっとズレてて、温かい人間味のある人達だ。
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